企業運営のクリニックならではの「患者さんファースト」を追求したい

Profile

胚培養士(室長)
2019年入社

楠本 佳香

Tokyo
SakuraJyuji

Interview 胚培養士(室長)

企業運営のクリニックならではの
「患者さんファースト」を
追求したい

Profile

胚培養士(室長)
2019年入社

楠本 佳香

入社の経緯

「患者さんに寄り添えるクリニック」
を自分でつくりたかった

「桜十字ウィメンズクリニック渋谷」は、2018年に開業した不妊治療専門のクリニックです。赤ちゃんを望む患者さまに対して、タイミング法、人工授精、体外受精を通して妊娠のお手伝いをしています。私たち胚培養士の仕事は、主に「胚」つまり受精卵を育てること。大学病院での勤務を経て就職したのは、日本一の採卵数を誇るクリニック。ストイックな環境で技術を習得し、その後新規クリニックの立ち上げに携わりながら、生殖補助医療培養士分野の修士号も取りました。10年、胚培養士として経験を積んできた中で「患者さんにとって安心して通える施設を作りたい」と思うようになった頃、知人の紹介でこのクリニックに出会ったんです。桜十字は企業が経営するクリニックなので、院長=経営者ではなく、事務長や本部スタッフなど第三者が組織運営をサポートしてくれます。また、治療に必要な設備投資もできます。だから、ここなら「患者さんに寄り添えるクリニック」が作れるのではないかと思って、転職を決めました。

入社の経緯

仕事内容・方針

「患者ファースト」の思いを胸に、
日々、培養技術の向上に励む

現在は、胚の処理や培養、人工授精での精子調整や精液検査といった業務に加えて、培養室長として全体の管理運営業務も行っています。当クリニックでは精液検査には力を入れていて、通常目で見てカウントすることが多いのですが、機械も使い、約1000倍に拡大した標本をつくって、形まで細かく見ています。培養室長として大事にしているのは、「患者ファースト」という考え方です。私の友人や家族が不妊治療を経験したことから、不妊治療がいかに体や心への負担が大きいかを実感したんです。だから、培養士のメンバーにも「自分の大切な人がうちに来たいと思えるような仕事を」ということは、日頃から伝えています。それから、不妊治療自体がまだ後発の分野で、確立されていない部分も多く、培養も日々改善を繰り返しています。なるべく自然に近づけるために、ほんの少し操作方法を変えたり、光にあてる時間を秒単位で変えたり…小さな積み重ねで成績の向上を目指しています。

仕事内容・方針

組織風土・今後の目標

同じ思いをもって進む仲間と
より良い医療を提供したい

培養士って、実はチームプレイなんです。当クリニックの培養室のメンバーは、みんなコミュニケーションを大事にできる人ばかりですね。業務が多忙な時も、すき間時間に作業を手伝ってくれる人がいたり、息を合わせて働けています。これは桜十字全体に共通することですが、「患者さまのためによりよいものを提供したい」という思いを持っているスタッフが本当に多いんですよ。看護師も、受付も、人事も、SEも、みんなにその思いがあります。トップダウンではなく、現場のスタッフが自主的に組織を作っていこうとする姿勢が魅力です。私自身、国内外に姉妹クリニックを作ることや、患者さんを体質改善や体調管理なども含めて総合的にサポートできるようなサービスを作ることなど、たくさんの夢があります。まだまだ伸びしろがある会社なので、実現したいことがある人にとっては、こんなに楽しい環境はないと思いますよ。

1日の流れ One Day Schedule

  • 7:30

    出勤し、業務準備

  • 8:00

    採卵、凍結、融解、精子処理、検査など(作業は必ずWチェック)

  • 11:00

    昼休憩

  • 12:00

    採卵や移植を行う患者さんへの説明。採卵の処理、移植作業

  • 15:30

    翌日準備(培養液の準備、ラボの清掃、滅菌、洗浄、書類作成など)

  • 16:30

    業務終了し、退勤